マチルダは晩年、亡くなる直前に、それまで隠し通していたレポートを、
編集者ローレンス・R・スペンサーに託した。
その後、書籍としてアメリカでは2008年に、日本語訳は2017年に発売された。
前述したように、エイリアン インタビューは、地球人へのレクチャーであり、
地球と宇宙の真理が書かれている。
曰く、我々の本質は「IS-BE」であり、宇宙誕生前から存在し、死ぬことができない。
なぜ「IS-BE」という英語なのかというと、英語を習得した後のエアルが、
我々の本質が秘めている性質や能力をマチルダにわかりやすく伝えるための造語として、
「IS(存在する)」+「BE(そうなる)」という意味でそう表現したからである。
我々は本来、意志の力によって、好きな所に存在でき、好きなものになれるらしい。
IS-BE は自由に肉体に出入りできるので、実は「グレイ」と呼ばれる宇宙人も、
IS-BE たちが物理的な活動を行う際に憑依して使用する「ドールボディ」、つまり、
着ぐるみのようなものに過ぎない。
ところが、「旧帝国」(本当の名称が不明なので、エアルたちは便宜上そう呼んでいた)
と呼ばれる今は滅びた宇宙文明が、罪人や、帝国にとって都合の悪い思想家、芸術家、
文化人などを閉じ込めておくための牢獄として、地球という惑星を選んだ。
IS-BEは意識体であり、殺せないし、捕らえられても自由に移動できてしまうので、
旧帝国は、意に介さない IS-BE たちを地球上の生物の肉体の中に閉じ込めた上で、
記憶を消去し、自分たちが IS-BE であることを忘れさせ、地球から出られないようにした。
しかし、ドールボディと違って地球上の肉体には寿命があるので、いずれ死んでしまい、
その際に IS-BE は肉体を離れることができるのだが、旧帝国が張り巡らせた電子バリア装置が、
「美しい光」や「神の姿」や「天使の姿」などの罠によって意識体をおびき寄せて回収し、
それをまた次の肉体に閉じ込める。
その際、強力な電撃によって過去の記憶を消されるが、その時に見るとされる「天国」や
「あの世」も実在せず、記憶消去プロセスにおける催眠暗示の一部に過ぎないという。
また、我々は、「何らかの使命を持ってこの世に生まれて来る」とか、
「魂を成長させるために輪廻転生している」などと思い込まされているが、
それも催眠暗示による欺瞞らしい。
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