神も霊魂も『サードマン現象』のなせる業か?


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001 2014/12/27(土) 12:46:54 ID:Ngb0qCBlag
『サードマン』という言葉は、古くはT・S・エリオットの詩『荒地』に出てくる。
「いつも君のそばを歩いているあいつは誰だい? 数えてみると僕と君しかいないんだけど、あの白い道のほうを見上げると
君のそばにはいつももうひとりいる。ブラウンのマントに身を包んでフードをつけてる。男か女かわからないけれど、
君の向う側にいるあいつは誰なんだい?」

『あれ』は何だったのか? 遭難者、被災者らが経験する奇怪な現象。
意外なことに、今までこうした話が1つにまとめられたことがないとわかったため、ジョン・ガイガーは自ら収集を始めることにした。
5年にわたって生存者に連絡をとり、古い手書きの日記を読み、出版された探検記や生還物語を調査。
なかには、状況から考えてそのような体験があったとしても不思議ではないが、公式な報告では一切触れられていない場合もあったという。

奇跡の生還へ導く人(極限状況のサードマン現象) ジョン・ガイガー著(伊豆原弓訳)

まえがき ヴィンセント・ラム
第1章 サードマン
第2章 シャクルトンの天使
第3章 世にあらわれた幽霊
第4章 守護天使
第5章 退屈の病理
第6章 複数誘因の法則
第7章 存在の気配[Ⅰ]
第8章 喪失効果
第9章 存在の気配[Ⅱ]
第10章 ムーサ・ファクター
第11章 救済者の力
第12章 シャドウパーソン
第13章 天使のスイッチ
謝辞
訳者あとがき

本書では、海底洞窟、南極大陸、飛行機の操縦席、9・11の世界貿易センタービルなど、さまざまな場面での『サードマン現象』が描かれている。
それらを神の『みわざ』だと言う人もいる。研究者は、孤独、単調な風景、喪失ストレス、低温や低酸素など、外的・内的要因を挙げている。
ガイガーは数多くの体験者の話を聞き、膨大な資料にあたり、その1つ1つをつぶさに検証する。そして結論は脳科学へと収束していくのだが、
それでもなお謎は残る。
『奇跡の生還へ導く人?極限状況の「サードマン現象」』は、物理的に驚嘆すべき旅の記録と、人間の極限的体験に関する個人的発見の両方を綴ったものである。
サードマンは、私たちが根本的にいかに一人であるか、と同時に、人間がいかに他人とつながる可能性をもち続けているかを物語る。
最悪のときでさえ、救いの手があらわれるかもしれないことを私たちに教えてくれる。


English Poetry and Literature T.S.エリオット「荒地」を読む
http://poetry.hix05.com/Eliot/eliot.index.htm...
散歩好きの絵描き Eテレ「奇跡の生還に導く声・守護天使の正体は」サードマン現象の癒し効果。13年5月5日
http://m4s.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/e1355-7ac3.htm...
思考の部屋 サードマン現象・守護天使とも呼ばれる不思議な現象(前編)
http://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e/1c96fe859b57f61...
幽体離脱現象の仕組み|脳回とは?
http://madam-recipe.com/blog/archives/2785...

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※省略されてます すべて表示...
007 2014/12/28(日) 06:25:45 ID:hc0kH8v9as
>>6それは凄いですね。おそらく右脳が活性化されているのでしょう。


この本を読んで驚かされるのが、高度6000m以上かつ厳冬期における高山で『サードマン』が現れる事例が多い。
いや、高山のみならず、深海300mでの潜水中に現れたり、南極での探検最中だったり、太平洋を漂流してしまったケースだったりと枚挙に暇がない。
いずれにせよ、生命の危機に瀕している『極限状況』ってこと。

その『サードマン』の姿形が千差万別で、まったく存在はしないのだが、漠然とした『気配』のみという場合もあれば、
天使のように現れたことから、『守護天使』と形容する人もいるし(これは信心深い人に多いのでは?)、
真っ黒な人影が現れることもあれば、亡くなったはずの登山仲間、あるいは亡くなったはずの両親・兄弟・知人の場合もある。
下手すれば、なんと自分自身(本書のケースでは数十年前の若い姿)が現れることもあるという(つまり、これがドッペルゲンガーの正体か?)。

それが単なる幻視にすぎないのなら、脳の異常で片づけられるのだが、本書で極限状況から助かった人のほとんどは、
『サードマン』から助言を受け、ときには救いの手を差し伸べられて生還していること。
逆に言えば、『サードマン』が現れ、助言を受けながら、生還できなかった事例もないわけではないと思う。
だって死人に口なしだもの。だから『サードマン』=必ずしもサバイバルから生還させてくれる切り札とは考えない方がよい。

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008 2014/12/28(日) 13:39:31 ID:hc0kH8v9as
すぐピンときた。『物の怪、山の怪見たことある?』のスレ、>>173でも書いた尖鋭クライマー・故長谷川恒男の話だ。
もう一度コピペしよう。

173 2013/09/28(土) 16:10:56 ID:YuzWp4Lq0k

天才アルピニストと呼ばれた長谷川恒男のエピソード。
ヨーロッパ三大北壁を次々に冬季単独登攀で攻略した、まるで走るように垂壁を登ったと言われる登山家だ。
(1991年にパキスタンのウルタルⅡ峰登攀中、雪崩に巻きこまれて転落死。享年43歳)

彼の著書に興味深い描写がある。登山している最中、いくらプロとはいえ自分は落ちるのではないか、という不安にかられることがある。
そんなとき頭に何者かの、こんな言葉がかすめたそうだ。「おまえは絶対に落ちない」と。
そう励まされ、彼は平常心を保つことができた。すると今度はこんな『症状』が。

『肉体と精神とが分離したような、少し離れた空間から自分自身の行動を見つめているもう1人の自分自身の存在に気づいた。
もう1人の私が動作を逐一観察して、正確に登れるように、的確に導いていくような状態だった。』

他にもこんな記述が。
『単独登攀の場合、小さなミスが即生命にかかわる。ミスを犯さないためには、自己管理をキチンとすることが大切だ。
本当は無我夢中という状態ではいけない。ところが手足は勝手に動いていく。非常に長い時間にわたって登ることに没頭している。
そのなかで、自分の身体と意識とが離れていくような状態がこの日に起こった。心身離脱というのだろうか。
心と身体がバラバラになり、動いている自分を別の空間から見ているような気がする。これはとてもおかしな気分だ。
後日、禅の僧侶にそのときの話を伝えた。「その状態になるには、禅の修業をしても30年以上はかかる」と言われた。
「山でよかった。下界でやってたら悪霊が入って、君はおかしくなっていただろう。山には精霊しかいないのかもしれない」とも。』

生前の長谷川恒男は、この話をよくしたものだ。
単にクライマーズ・ハイと片づけるには安易すぎる。実体験者ならではのリアルな話だろう。


オバケは、あなたの脳内にいる:研究結果
http://wired.jp/2014/12/25/robot-ghost...

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009 2014/12/30(火) 06:54:21 ID:QkXBQWipQQ
ふーん、この本読んでみたけど、人間やっぱり孤独で生きていけないんだなあって、つくづく考えさせられた。
生き延びるために人間の脳はサバイバルの本能として、そんな幻視を見せてくれるのかなあって。
おれの人生も救ってくれや、サードマンよ^^

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010 2014/12/31(水) 06:16:56 ID:kKdUoDu/C6
>>7
>逆に言えば、『サードマン』が現れ、助言を受けながら、生還できなかった事例もないわけではないと思う。

割と指摘されないけどそこが重要だよね。
統計取りようがないし。

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011 2015/01/03(土) 12:47:57 ID:u/kvVw20EY
野球選手かと思ったわ。



うそです。

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012 2015/01/07(水) 07:42:49 ID:NhWnmUKWRE
セカンドマン。^^

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013 2015/01/07(水) 10:28:05 ID:JAEVyFzD92
黒子。

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014 2015/01/14(水) 00:36:29 ID:2lL8d1nheY
ホクロがどした?

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015 2015/01/14(水) 05:57:26 ID:LQlZUOgagc
1950年代の登山家を代表する、オーストリア人であるヘルマン・ブールが『魔の山』の異名をもつナンガ・パルバットを征服し、
下山最中にも似たような現象に遭遇してるな……。どうも高山における極限状況では発生しやすいものなのか?

下山の途中、ブールは幻覚に襲われたらしい。誰かが自分のそばにいるような気配を憶えた。
魔の山はついに夜を迎え、周囲は漆黒の闇に閉ざされる。足もとを一歩踏み外せば、そこには虚空があるのみ。
ブールの手記にはこうある。
「手袋をはめようとしたが、手袋はなくなっていた。ぎょっとしたぼくは、あの『不思議な同伴者』に聞いた。
『おい、ぼくの手袋を見なかったか?』
『おまえはなくしてしまったじゃないか』
こうはっきり言うのを聞いた。ぼくは後ろを振り返る。だが誰もいない。自分はどうかしてしまったのだろうか?
妖怪がぼくを愚弄するのか? ぼくはとにかく聞き慣れた声をはっきりと耳にしたのだ……」

※画像はナンガ・パルバットから生還したときの写真。これで当時29歳。死力を尽くすと、人間はこうも老け込むらしい……。


ヘルマン・ブール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%...

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016 2015/01/16(金) 18:31:43 ID:i/3sxWuI.s
3・11の震災のとき、津波にさらわれた人が、奇妙な船乗りに助けられた話ってなかったっけ?

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017 2015/01/18(日) 11:07:38 ID:xsnKxAmhiI
た͜͜͏̘̣͔͙͎͎̘̜̫̗͍͚͓͜͜͏̘̣͔͙͎͎す͜͜͏̘̣͔͙͎͎ơ̟̤̖̗͖͇̍͋̀͆̓́͞͡け̜ͪ̅̍̅͂͊て

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018 2015/01/29(木) 18:49:32 ID:orjqQe33Dc
ワイも本を買って読んでみるわ^^

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019 2015/02/15(日) 06:18:55 ID:wRnF99O6KA
確か芥川龍之介が死んだ時も、同時刻に友人がドッペルゲンガーを目撃してるね。

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020 2015/02/18(水) 21:23:48 ID:WTZCN/4pc6
サードマン現象か・・・

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021 2015/04/14(火) 21:30:25 ID:C0StLU5ZzM
映画『ゼロ・グラビティ』の後半、絶望するライアン・ストーンを励ましに現れるジョージ・クルーニー扮するコワルスキーも
言ってみればサードマン現象だね。

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022 2015/04/20(月) 17:27:48 ID:YzrUKWGgG6
56 名前:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/12/27(土) 10:22:48.89 ID:R5B27YMW0.net

妹が中学あたりから「視える体質」になって結構生活に支障きたしてきた
精神科に連れて行ったら大学病院に行ってと紹介状渡された
大学病院で検査したところ脳腫瘍が見つかった

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023 2015/04/23(木) 18:28:00 ID:zAz/9liDPI
オバケは、あなたの脳内にいる:研究結果
http://wired.jp/2014/12/25/robot-ghost...

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024 2016/01/18(月) 22:50:20 ID:a5PemsKJXc
本によると、サードマン現象だけで片付けられない部分もあるみたいだね。
今後の報告に期待。

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025 2016/02/18(木) 22:31:18 ID:01rlKLZwnw
3・11の震災のとき、津波にさらわれた人が、奇妙な船乗りに助けられた話ってなかったっけ?

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026 2016/06/28(火) 19:49:51 ID:uOa10SpuwQ
昔読んだ脳科学の本に山にまつわる昔話や遭難者の奇妙な体験談には
磁気が関係しているのではないかって書いてあったな

磁気が脳に影響を与えて幻覚を見せるとかなんとか

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027 2016/07/14(木) 19:37:49 ID:ClrTCwDKDs
心霊現象の殆どは低級霊による現象ですから、あまり関わらない方が懸命です

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028 2016/08/12(金) 19:23:38 ID:88n61LgSO.
あの世ってどんなところ?

逝ったことある人います?

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029 2016/08/14(日) 17:17:35 ID:FbGPyaOBCs
>遭難者の奇妙な体験談
これは遭難者が助かった話ですか?

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030 2016/08/18(木) 08:17:55 ID:hcBiQri9II
>>21

映画なんかだと普通によくあること。
主人公が窮地に立った時に励ましに出てきて、そして「お前の力はその程度なのか」とか
「お前にはできるはずだ」とか勝手なことを言う。

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031 2016/11/09(水) 22:51:43 ID:CUtMSl9fdE
なるほど、こうしてオカルトは解明されるわけね。

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032 2016/12/18(日) 17:24:33 ID:yiDRYN2vL2
自己保存本能の賜物なのかな。人体って凄いわ。

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