死ぬほど怖いというより、ありえない話を投下したる。
以前勤めてた会社の先輩、Aさんから聞いた話。
名古屋で暮らしてたとき、仲のいい友達ができた。
夜、彼のアパートの一室で話してたら、彼が妙なことを言い出したそうだ。
「おれ、実はUFOとコンタクトが取れるんだぜ。おれが合図すれば、
UFOを呼び寄せることができるんだ」
さすがのAさんも真に受けるはずもなく笑った。
友達はひょうきんな人柄だったので、お得意の冗談かと思ったそうだ。
「んなワケねーだろ!」
「もしかして疑ってるのか?」
「当たり前だろ。だったら、今すぐ呼んでみろってんだ!」
「じゃあ、呼んでみせよう。……驚くなよ」
こんな押し問答がくり返され、友達はUFOとやらを召喚すべく、
目をつむって座禅を組み、なにやらワケのわからぬ呪文を唱え出したらしい。
Aさんはまんまと担がれたと思った。
数分も経ったころだ。窓の外で異変が起きたのは。
夜の時間帯なのだ。いくら近くでネオンが瞬いているとはいえ、
急に窓の外が真っ白な光で満たされたというのだ。それに伴うゴゴゴゴゴ……という地響き。
ありえないくらい窓の向こうが輝いている。
巨大な何かが、アパートのすぐそばで『待機』している気配がしたというのだ。
Aさんは直感で思ったそうだ。(こいつ、ホントに呼びやがった!)
急激に怖くなり、Aさんは叫んだ。「頼む! おまえの言ったことは信じるから、アレを帰してくれ!」
友達はニヤッと笑い、『帰還』させたそうな。
友達は現在、名古屋で体操か何かのインストラクターの仕事をしている人らしい。
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