デカチョウのマスターベーションが全国放送で流れていたのだ。
「こんなものが何故、ニュース速報に? 放送局まで襲われたってのか?」
薄暗いが清潔な部屋、壁には60インチはあろうかという液晶モニター。その放送画面を静かに見つめる男が居た。
名は、サラダ・A・櫻井。職業は、大工だ。なぜか ヌーブラを玉金に貼り付けている
かつて、ガソリン値下げ隊の切り込み隊長として名を馳せた勇者でもある。
サラダはせせら笑いながら呟く
「デカ長君、君は地デジキャンペーンキャラクターなのに受信料払わないからこうなるのだよ・・・」
デカ長は射精した。・・・デカ長は目を覚ました。メンソールのタバコを吸った途端、寝てしまったのだった。
メンソールでは無くメンソーレだったのです
つまり、デカ長のマスターベーション動画がニュースに流れることも射精も、中学生が喜ぶようなことは何も起きていなかった。
朝立ちで大きくなったペニスをベットの上でしごく。
中学生がよく面白がって行う表現だ。デカ長は大人なので想起した事自体を恥ずかしく思い、例え思いついても『二度と人前に提示することはあるまい』と思った。
デカ長は麻薬中毒だった。それはなぜか?
それはデカ長自身がよく知っている理由だった。若かりし頃、デカ長は某北の国で麻薬を作っていたのだ。
そこでデカ長はキム・デカチョンという通り名を使用していた。
麻薬を作るのを口実に、キムチを作っていたのです
成人するまで偏狭の独裁国で育ったのにも関わらず「司法警察官」、しかも管理職になれたのは我が国の悪しき慣習のおかげである。
デカ長は、人間とはむごいものだな、と思った。
デカ長は ムゴムゴの実を食べたムゴ人間だったのです。そして突然叫んだ
ンヴァクック。エネルギーとエレクトロニクスの、松島
デカ長はまた目を覚ました。彼はナルコレプシーだった。
「麻薬の代わりにキムチを作っていて、先程いきなり叫んだ」というのは夢の話だった。
中学生が喜びそうな幼稚な下ネタ、話の前後関係が理解できないガキ丸出しの部下に嫌気がさしたデカ長は10階の部屋の窓から飛び降りた。
それは麻薬によって引き起こされた幻覚だった。
一方その頃、群馬県知事ネルソン・マンデラの執務室ではデカ長の入った棺桶が宅配便で届いていた。
デカくて長いジャンボフランクが、棺桶の蓋を揺らしていた。
デカ長の特殊な宗教では、葬儀にジャンボフランクを吊り下げるのだ。宅配された棺桶を開けたが、デカ長の遺体はどこにも見当たらなかった。
マンデラ知事に「たった今、デカ長が10階から飛び降りた」というメールが届く。棺桶に遺体がなくて当然だ。字も読めない馬鹿が棺桶を送ったのだった。
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