>地面に向かって噴射する炎に見える 
   これは、どうこじつけてもロケットを描いているようには見えない他の神殿にある彫絵の数々にも、 
 同じものが十字架(=生命の樹=当時の主食であったトウモロコシを様式化したもの)の下に描かれており、 
 「地の怪物」と呼ばれるデザインとして広く知られている。   
 また、マヤ文明には「死者の世界である地下、神々と先祖のいる天上、その中間である我々人間のいる地上」 
 という“三つの平行した世界”という概念があったことも鑑みると、この絵は、地下世界の守護者である 
 「地の怪物」が、大きく口を開けて亡くなったパカル王(碑文の解読により、この人物が飛行機械に乗って 
 飛来した異邦人などではなく、石棺の中に埋葬されていた人物と同じ「パカル王」であることが判明している) 
 を飲み込もうとしている場面を描いたものだと考える方が自然であろう。     
 >前傾姿勢で集中して、手はそれぞれ別のものを掴んでるし、足も何かを操作しているように見える。   
 これも前傾姿勢でシートに座っているのではなく、実は“胎児の姿勢”を表している。   
 「死者は夕日と共に地下世界(死者の世界)に下り、そこで新たに生まれ変わる」という考え方に基づき、 
 死んで生まれ変わる前の状態として、死者を胎児の姿勢で描く風習があったため。     
 ともあれ、こういうのはロールシャッハテストみたいなもので、当時の文化や宗教観に関する知識が無く、 
 代わりに“ロケット”や“コックピット”“パイロット”等の概念を有する現代人の目で見ると、 
 あたかもそのような物のように見えてしまうのは致し方の無いことだろう。 
 そこに「『超古代文明は実在した』あるいは『古代の地球に異星人が来訪していた』と信じたい」という 
 願望が混じると尚更…。
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