漂白の民『山窩(サンカ)』について語ろう
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001 2013/04/03(水) 21:34:28 ID:SgQEWeFFls
053 2024/06/02(日) 18:22:53 ID:d/B1fTele.
いかにも山窩がせぶりしそうな都幾川
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054 2024/06/03(月) 11:13:39 ID:C2IuRU0oCQ
アフリカで奴隷として誘拐されないように不細工ファッションが大流行。アイヌも誘拐されてたか
>>21
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055 2024/06/03(月) 11:54:10 ID:RjceS1VJRc
056 2024/06/03(月) 12:05:39 ID:4QQ6Qg.heI
>>52 母方が奈良県野迫川村だから、あるいは。
空海が高野山開山時の狩場明神も山窩一族くさい。
奈良県吉野村には前鬼、後鬼の子孫もいるし。
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057 2025/01/14(火) 21:36:04 ID:KRAZqGpbjg
傀儡女なんかと同じ仲間。
傀儡女は歌と売春を主業とし、遊女の一種だった』。『寺社に抱えられたことにより、一部は公家や武家に庇護された。後白河天皇は今様の主な歌い手であった傀儡女らに歌謡を習い、『梁塵秘抄』を遺したことで知られる。また、青墓宿の傀儡女、名曳(なびき)は貴族との交流を通じて『詞花和歌集』にその和歌が収録された』。『傀儡子らの芸は、のちに猿楽に昇華し、操り人形はからくりなどの人形芝居となり、江戸時代に説経節などの語り物や三味線と合体して人形浄瑠璃に発展し文楽となり』、『その他の芸は能楽(能、式三番、狂言)や歌舞伎へと発展していった。または、そのまま寺社の神事として剣舞や相撲などは、舞神楽として神職によって現在も伝承されている』。『寺社に抱えられなかった多くも、寺社との繋がりは強くなっていき、祭りや市の隆盛もあり、旅芸人や渡り芸人としての地位を確立していった。寺社との繋がりや禊や祓いとしての客との褥から、その後の渡り巫女(歩巫女、梓巫女、市子)として変化していき、そのまま剣舞や辻相撲や滑稽芸を行うもの、大神楽や舞神楽を行う芸人やそれらを客寄せとした街商(香具師・矢師)など現在の古典芸能や幾つかの古式床しい生業として現在も引き継がれている』とあり、また、『その源流の形態を色濃く残すものとして、サンカ(山窩)との繋がりを示唆する研究者もいる』 とし、白柳秀湖の、傀儡子というのは大陸のロマ族のような大道芸を生業とした被差別者集団が『中国・朝鮮などを経て渡来した漂泊の民族で』あったが、後に『時代が下り、その芸能を受け継いだ浮浪の』人々へと変容したもので、『民族的なものではない』という説、『その他に、「奈良時代の乞食者の後身であり、古代の漁労民・狩猟民である」とする林屋辰三郎説、「芸能を生地で中国人か西域人に学んだ朝鮮からの渡来人である」とする滝川政次郎説、「過重な課役に耐えかねて逃亡した逃散農民である」とする角田一郎説などがある』とする。
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059 2025/01/15(水) 05:54:18 ID:QFIlS9s4os
>>57 渡来漂泊民説はガセ。蝦夷、或いは俘囚(移配された蝦夷)の流れだ。つまり、縄文系。非農業民ゆえに遊芸や売春で繋がれなかった無戸籍者は、沈黙交易めいた接触を農村と保った
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060 2025/01/15(水) 13:49:52 ID:QFIlS9s4os
大江匡房「傀儡記」
傀儡子(クグツ)は、定まれる居なく、当(マモ)る家なし。穹盧氈帳、水草を逐ひてもて移徙す。頗る北狄の俗(ナライ)に類(ニ)たり。男は皆弓馬を使へ、狩猟をもて事と為す。或は双剣を跳らせて七丸を弄び、或は木人を舞はせて桃梗を闘はす。生ける人の態を能くすること、殆に魚竜曼蜒の戯に近し。沙石を変じて金銭となし、草木を化して鳥獣と為し、能く人の目を□す。女は愁眉・啼粧・折腰歩・齲歯咲を成し、朱を施し粉を傳け、倡歌淫楽して、もて妖媚を求む。父母夫聟は誡□せず。亟行人旅客に逢ふといへども、一宵の佳会を嫌はず。徴嬖の余に、自ら千金の繍の服・錦の衣、金の釵(カンザシ)・鈿の匣の具を献ずれば、これを異(ウヤマ)ひ有(ヲサ)めざるはなし。一畝の田も耕さず、一枝の桑も採まず。故に県官に属かず、皆土民に非ずして、自ら浪人に限(ヒト)し。上は王公を知らず。傍牧宰を怕れず。課役なきをもて、一生の楽と為せり。夜は百神を祭りて、鼓舞喧嘩して、もて福の助を祈れり。
東国は美濃・参川(三河)・遠江等の党を、豪貴と為す。山陽は播州、山陰は馬州等の党、これに次ぐ。西海の党は下と為せり。その名のある儡は、小三、日百、三千載・万歳。小君・孫君等なり。韓娥(かんが)の塵を動かして、余音は梁を繞る。聞く物は纓を霑して、自ら休むこと能はず。今様・古川様・足柄・片下・催馬楽・黒鳥子・田歌・神歌・棹歌。辻歌・満固・風俗・咒師・別法等の類は、勝げて計ふべからず。即ちこれ天下の一物なり。誰か哀憐せざらむや。
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061 2025/01/15(水) 14:04:25 ID:QFIlS9s4os
穹盧氈帳、水草を逐ひてもて移徙す。頗る北狄の俗(ナライ)に類(ニ)たり。
が、大陸の遊牧民、ロマ族やジプシーを思わせるが、日本の北狄=蝦夷を殊更に大陸北狄描写に準えただけ。
原文冒頭の「穹盧氈帳、水草を逐ひてもて移徙す。」は、『後漢書』の烏桓伝に「水草に随い放牧し、居に常処なし.穹盧を以って舎となす」とあり、やや下って『北史』の突厥伝には「穹盧氈帳,水草を随逐うして遷徙する」とあるように、北狄表現の決まり文句に過ぎない。
続く「男は皆弓馬を使へ、狩猟をもて事と為す」は、まんま蝦夷の描写に重なる。しかし、「東国は美濃・参川(三河)・遠江等の党を、豪貴と為す。山陽は播州、山陰は馬州等の党、これに次ぐ」とあるように、陸奥の蝦夷ではなく、陸奥から各地に移配後の俘囚蝦夷の成れの果てだから、分布が畿内を取り囲む西日本なのだ。
ゆえに
>>59非農業民ゆえに遊芸や売春で繋がれなかった無戸籍者は、沈黙交易めいた接触を農村と保った、となる。
昭和の高度成長期前まで現存したサンカ(山窩)は、その末裔であろう。
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062 2025/01/15(水) 14:39:06 ID:QFIlS9s4os
彼らが蝟集したのが、飛鳥時代以来寺院が多かったため、奇術めいた技や舞踊 、唄、人形使いなどの芸を仏教文化と共に持ちきたった渡来人から学び仕込まれたかもしれぬが、それは寺院とともに生きんが為の方便であった。帰属支配が進むと取り込まれ、山伏や僧兵、或いは神社系統にならば、犬神人、清め、巫女となったものも出たが、こちらはやがて中世の被差別民として独立性を失い、寺社から役や役得を得る立場になる。あくまでも自由、独立を守り、国家秩序から距離をとって山の民、河川流域セブリの民として生きたのが山窩であった。
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063 2025/01/16(木) 11:33:36 ID:.x9lChG.GM
064 2025/01/16(木) 11:52:59 ID:.x9lChG.GM
平安期から中世期に京を中心に、桂女、大原女、白川女などが名を知られるが、彼女らは、巫女にはならなかった商人系統とは言え、片方がもう片方の零落ならずも、時代を超え隔てたる同脈と言える。推して古代も知るべし、だ。
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065 2025/01/16(木) 21:49:45 ID:.x9lChG.GM
>>60 「傀儡子記」を著した大江匡房自身が土師氏である。土師氏は、菅原氏も輩出したと言うより、由緒ロンダリングに文章博士が有効なるを身をもって知った一族。土師氏は土師部で部民であったから、土師部の一部は皇陵を守る陵戸とされた可能性もあるが、野見宿禰などをでっち上げてまんまと氏姓になり仰せた。
由緒書が国史なりというのだから恐れ入ったものである。
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066 2025/01/16(木) 22:00:11 ID:.x9lChG.GM
川魚漁の巧みで知られる山窩は、桂女の夫と寸毫違わぬ生業だが、農業コミュニティとの距離感を異にする。行商、或いは閨事も辞さぬ営業接触など峻拒したるが山窩なり。
対人関係性だけに留まらない。
当時の貨幣経済の浸透、発達から見れば、桂女は街に現れ、金銭を求むるも、山窩は農村の生産物、現物しか当てにせず信用しなかったと言える。
そんな彼らが高度経済成長にあってはひとたまりもなく潰え去ったのも宜なるかな。
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067 2025/01/16(木) 22:27:47 ID:.x9lChG.GM
遊女、遊廓、歌舞伎、芸者、田楽、文楽、能の起源がまさかの蝦夷(縄文人)。その傍流が山窩。歴史は奇なり。
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068 2025/01/19(日) 04:28:17 ID:sBqSClkw8k
[YouTubeで再生]
1000年以上に渡り防人から逃れ、遊芸から逃れ、鉱山労働や開拓に使役されたる山住の俘囚の末裔が明治期の山林国有化事業で山間から追われて街場に出たものを山窩と称す。広島辺りが多かったようだ。都市部まで流れ出て、大阪天王寺の現アベノハルカスの場所にあったみかん山には、彼らが住み着いて部落をなした。付け加えるならば、蝦夷、傀儡子は人をとろけさせるほど歌が上手かったのだから、山窩も歌謡、舞踊は上手かったはず。往時をしのびアイヌ歌謡や琉球歌姫を物色するも一興か。
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069 2025/01/19(日) 08:09:22 ID:1Do2UbRYXw
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