なぜ男子は『見るなのタブー』を破ってしまうのか?


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001 2015/09/21(月) 14:29:28 ID:x.FvuefMzI
『見るなの座敷』という昔話がある。

昔々、ある男が山奥で迷っていると、1軒の家があった。今晩だけでも泊めてもらおうと思い、戸を叩いた。
すると、見目麗しい女が出迎えてくれ、酒やごちそうなどの歓待を受けた。
その後、女は家を辞退する際、「ここには13の座敷がありますが、決して13番目の座敷には入ってはいけません」と釘を刺し、出かけた。
男は好奇心に駆られ障子を開けてみることにした。それぞれの座敷に入ってみると、どれ敷も美しい景色が広がっていた。
最後に13番目の座敷が残されたが、男はどうしても見たくなり、ついに障子を開けてしまった。
そこにはウグイスが鳴いているだけの光景が広がっていた。だが、ウグイスは男が座敷を覗いてみまったことを知ると、いずこかへ飛び去ってしまった。
あとには家もなく、男は何もない森の中で立ち尽くすだけだった……。

イザナギが黄泉の国へ出かけ、ヨモツヘグイを食べたイザナミがいる玄室を覗いてしまうのも同様と言える。
玄室にはウジにたかられた腐乱した妻の姿が恨めし気に佇んでいたのは有名な神話であろう。
それどころか旧約聖書『創世記』ではイヴが禁断の果実を口にしてしまうし(『見るな』の変化球)、堕落の町ソドムとゴモラが滅ぼされるとき、ロトの妻が神の約束を破り、
後ろを振り返ってしまう。周知のとおり、ロトの妻は罰を受けたかのように、塩の柱と化す。

『鶴の恩返し』然り。変化した形では『浦島太郎』、『雪女』、『安達ヶ原の鬼婆』と枚挙に暇がない。
見るな、開けるなと禁じられると、人はなおさらタブーを犯したくなる。このような心理をカリギュラ効果といい、あらゆる物語での人(とくに男)はタブーを破ってしまうい、
とりわけ日本においては、ロクな結果を招かない。にもかかわらず、なぜ人は禁止されているタブーを犯してしまうのか、それを考察するスレです。

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002 2015/09/21(月) 15:02:15 ID:x.FvuefMzI
すまんす、誤字だらけで^^

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003 2015/09/21(月) 15:30:28 ID:VF5LfnoN7o
「押すなよ、絶対に押すなよ」って言われたら、押せってことかなと思って押しちゃうよね。
そういうことじゃないのかな。

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004 2015/09/21(月) 16:28:13 ID:BdykVfw.uE
>>1
いつの時代のものか知らんが
明治以前だとこれ自体タブーだったんじゃないの?

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005 2015/09/21(月) 17:34:13 ID:h7B6oK1CLw
>>3
よく分析している。
ウエシマ効果と名付けよう。

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006 2015/09/21(月) 20:09:54 ID:3hDUKs/uLs
むしろ人間の自然な好奇心の現われだと思うね。
とくに男子は好奇心が強い。
好奇心の誘惑に負けちゃうのよ。きっと。

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007 2015/09/21(月) 20:53:36 ID:6MMpBKt7Hs
ダチョウ倶楽部は事前仕込みのエンタテインメンと言えよう。^^

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008 2015/09/22(火) 02:47:01 ID:MNCk1BqWcs
普通は見ない
見て問題が発生したから記述として後世に残る
俺は見ない派
面倒なトラブルは避ける派

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009 2015/09/22(火) 23:49:29 ID:ykvwVy/Kr2
これ、要は女が対象ってこと…
やっぱ、男ってのは女に悪漢を働いて欲を満たそうって本能がある。
と、みた。

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010 2015/09/24(木) 15:32:24 ID:xpyf7.O1dk
そっくりな話が旧約聖書にある

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011 2015/09/24(木) 21:06:06 ID:75AYq4KB3c
ギリシャ神話にも『オルフェウスの竪琴』という、類似の話がある。

オルフェウスの妻エウリュディケは毒蛇に咬まれて死に、冥界へと去ってしまった。
あきらめきれずにやってきた夫オルフェウスに、死者の国の王ハデスは、けっして振り向いて見てはならぬという条件付きでを返してくれる。
地上へ向かいながらオルフェウスはしかし、妻の様子が不安になって振り返ってしまい、永遠に妻を失うという。
エウリュディケはこう言いながら消え去るのが切ない。
「ああ、オルフェウス、あなたはなぜ振り返ったの……私はもう引き返さなくてはなりません。あなたは王さまとの約束を破ったのですもの……」
妻を失い、絶望したオルフェウスは川に身を投げるとか、あまりにも救いがなさすぎる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%...

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012 2015/09/26(土) 07:24:29 ID:rnhTniBV0k
Q.なぜ人は禁止されているタブーを犯してしまうのか
A.知識欲があるため。

なぜ知識欲があるかは、進化の結果としか言いようがないと考える。
「なぜ知識欲があるか」ではなく、「知識欲(要は好奇心の延長)の強い種」が進化して今の人類になったのだろう。
もちろん、好奇心が強い方が生存に有利だったという自然選択の結果という事である。
好奇心など全くないような生物も存在する事から考えるに、「好奇心」というのは生きるに必須の特質ではない。
サーベルタイガーの牙や恐竜の巨体、そして浦島太郎の玉手箱のように、いずれ自らを滅ぼす両刃の剣になる可能性はある。
とはいえ、知識欲を取り除く事も種の否定になる為に取り除く事など永遠に出来ない。

人類は、「未確認」を「確認したくてたまらない」性質の生物なのである。
植物が、光に向かって成長するように。
猫が、動くものに飛びつくように。
抗い難い本能として、「閉ざされたモノを明らかにしたい」生物なのだという事だろうと考える。

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013 2015/10/04(日) 09:54:31 ID:Vh23s3swzc
南米アルゼンチンのチリグァノ族の伝承にもこんな話が残されている。

ある男の妻が死に、2人の若者がこの男をイウォカ(死者の国)にいる妻の所へ連れていってくれた。
夜に彼が見たところでは、妻の椅子は石、家は雑草でできていた。
若者は、「この女は死者の国で結婚するのに、なぜ連れてかえろうとするのか?」と言う。
男は妻に帰ろうというが、「骨が埋葬されたからもう不可能だ」と答えた。それでも彼は妻を連れ帰った。
20日間は彼女に触れてはならないと若者に言われたが、彼は待ちきれず女性を抱擁すると、
彼女の身体は緑の蝿に変じて霧散し、死者の国に帰っていったという。

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014 2015/10/07(水) 00:52:34 ID:CmsgpsWtWU
ところが私の知人に好奇心のない男がいるのだ。
本人がそう言っている。
昆虫のように毎日決まったことをくり返すのを非常に好む。

ついでに打ち寄せる波や時計の秒針、
砂時計が落ちるのを見るのを好む。

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015 2015/10/07(水) 20:20:34 ID:GYEiwm2z2M
>>14
そんな奴、おらんやろw

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016 2015/10/09(金) 10:42:51 ID:4Br1cR6M/.
>>15
いやほんとなんだ信じてくれ。

ほかにも、
・好奇心がないから極端に無知で、常識もない。
・単語がなかなか覚えられない。いったん間違えて覚えてると修正できない。
・仕事は単純作業が大好き。
・遠まわしやあいまいな表現が理解できない。
・ジェスチャーや相手の表情といったものが理解できない。
・どうでもいいことに異常なほどこだわる。
まだほかにもいろいろあるが。

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017 2015/10/09(金) 12:08:31 ID:YIvDHLXRV2
>どうでもいいことに異常なほどこだわる。

偏ってはいるが、これも好奇心の賜物だと思う。
大なり小なり好奇心がないと、人間はゾンビ化するのでは?

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018 2015/10/09(金) 20:40:08 ID:nYQIQSyH.c
>>17
こだわりってのは何かを追及するってことじゃなくって、
誰でもあるちょっとした「自分ルール」みたいなもん。
「これはここに置く」とか「決まった手順」に従うことにこだわるって意味。

なので好奇心は「ない」と自分でも言っている。
しかし言われてみればそいつはある意味ゾンビかもしれん。

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019 2015/10/10(土) 21:56:39 ID:59gqfrlrpU
どんなカテゴリにもイレギュラー・規格外品はあるだろ。
「人間は好奇心の塊」だとしても、「好奇心が無い人間がいる事」をそれほど不思議がる理由がよくわからん。
熱心に分析してるけど、そいつをアスペルガーだとか社会不適合者だとか言って欲しいのか?

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020 2015/10/10(土) 22:02:48 ID:uDWBifvgBk
>そいつをアスペルガーだとか社会不適合者

やはり。十中八九、この単語が出るだろうと思ってたw

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021 2015/10/11(日) 00:58:39 ID:BCWL4dFnkg
>>14>>16の主観による「人物評」によれば典型的だ、というだけであって、そいつがそうだという意味ではないがな。
「思ってたw」じゃなく、「言わせようとした」だろ。

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022 2015/10/11(日) 10:32:57 ID:CuxUhl6sS.
>「言わせようとした」

正直言うとそうだけど。
そいつ自身にも話をよく聞いて、ネットのアスペ診断テストをやらせてみたら、
高得点をマーク。
もちろん私は専門家じゃないけど、しかしこれをアスペといわずして
なにをアスペというのか。

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023 2015/10/11(日) 10:47:56 ID:Y4tJnVRVV2
>熱心に分析

なんで興味を持ったかというと、男って多かれ少なかれアスペっぽい
部分がないか?
養老孟司いわく、男というのは規格からずれた個体が多いそうだ。
いい意味でも悪い意味でも。

しかしスレのテーマーからちょっと脱線してしまったので話を戻すと、
好奇心旺盛な者が多いので男は「見るな」といわれても見てしまいがちなのだろう。

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024 2015/10/12(月) 09:36:57 ID:5bbFWN.XnA
男が好奇心旺盛なんじゃない。
女に「人に見せられない秘密」が多すぎるんだよ。

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025 2015/10/12(月) 10:44:08 ID:zu9cuOP5P6
日本神話とキリスト教における神話の違いは、大きく3つに分けられる。1つ目は禁止する者と禁止される者の性が逆になっていること。
2つ目は西洋においては、人間が神の禁止を破るのに対して、日本においては神々の間でなされていること。
そして3つ目は、西洋は禁止を破った者に罰が与えられるが、日本には罰がないこと。

補足しよう。最初の点は、西洋のキプロスの物語では、禁止する者は男性で、禁止を破るのは女性であり、日本ではその逆である。
すなわち、西洋において男性原理が支配しているのに対し、日本においては女性原理が優勢であることを示唆している。
西洋においても日本においても、人間が『何かを知ること』を禁じる。しかしながら神による禁止にもかかわらず、人間は意識を獲得せざるを得ない。
そこで西洋の意識は、罰という犠牲を払って確立されるという。

ならば、なぜ日本には西洋のような罰がないのであろうか?
1つの理由は、禁止をする者と禁止を破る者がともに神であり、神と人との間に起ったことではないためである(イザナギ・イザナミによる黄泉の国の話と山幸彦と海幸彦神話)。
神と女神が、たがいを罰するということをせずに妥協したのは適切であるとされている。

また河合隼雄(心理学者。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授)は、とりわけ日本神話においては禁止を破った者の罪よりも、
女神の恥の方がより強調されると述べている。
夫であるイザナギに死んだ姿を見られたときに、イザナミは「私を恥ずかしい目にあわせた」と言うし、トヨタマヒメも夫に鰐の姿を見られたときに、「とても恥ずかしく思った」と言う。
つまり日本においては、女神があまりにも恥ずかしく思うので、人間が原罪を犯す余地がないのである。
このように日本人の意識は、原罪というものなしに成立している。

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