干拓事業の際、人柱ならぬ犬柱を立てた歴史 青島
青島と呼ばれるごくありふれた島名は全国に星の数ほどあるが、最近は愛媛県大洲市の青島が猫好きの間で話題となっているのは、
こちとら先刻承知である。
島民たったの15人に対し、猫は優に100匹を超えており、『猫密度』は今や宮城県石巻市の田代島をも上回っているらしい。
だが今回紹介する青島は別の青島だ。猫の楽園ではなく、犬がいない島の方だ。
愛猫家御用達の島はスレタイに反しているので今回は見送らざるを得ない。
長崎県松浦市の北松浦半島の先端から北東へ1.3kmの位置にその青島は浮かんでいる。
昔は満潮になると低い部分は海に沈み、3つの島に分かれていた。北から『崎の島』、『中の島』、『南島』と呼ばれ、
島民と河童の河太郎(がたろう)一族が一致団結して1つの島にしたという民話『長者と河太郎』が残されている。
また江戸時代の干拓事業の際には、難工事を成功させるため人柱ならぬ犬柱を立て、神に祈願したという伝承も伝えられている。
それ以来、犬は神の眷属として尊ばれ、飼うのは御法度とされたという。
前スレ
>>87の田代島や
>>289の篠島、加えてこの青島のように、なぜか犬を飼うのがダメという島が多く、大変興味深い。
もっともそんな青島だが、最近はこのタブーも古臭く思われるようになったのか、犬を飼う人も増えてきたらしいが。
FUJIKAZEのちょっとピンボケな日々 生まれた島へ!(生家は何処・・・)
http://fujikaze.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/index.htm... 山野草図鑑歳時記2
http://blogs.yahoo.co.jp/ryujumihouchida/61221213.htm... 長者と河太郎(がたろう)
http://www.eonet.ne.jp/‾nagasaki/kappa/aosima.htm
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