神様、助けて〜〜〜ッ!
とりあえず板でもスレ立てしたので重複するが、先日、ヘルパー2級の実習に行ってきた。
(あくまでスキルアップの一環にすぎない。その道に進むつもりは毛頭ない)
認知症が進んだ、介護認定4〜5クラスのヘビーな老人ばかり入れられた施設へだ。
そこで体験した出来事は、グロ話と括るのは不謹慎かつ失礼千万かもしれないが、
いずれにせよショッキングなものばかりだった。その一例を紹介しょう。
①寝たきり老婆のおむつ交換の現場を見学してたら、
おしりから「ブリブリブリ……ッ!」と異音が聞こえたと思ったら下痢便が噴射。
ベッドから2メートル離れていたにもかかわらず、おれの衣服にしぶきがかかった。
モリモリ下痢便があふれてくるので、ヘルパーさんたちはタオルで肛門を押さえつけていた。
②食事介助の際、つねに眼を閉じ、生きているか死んでいるかわからないような老人に
食物を与えるのは、まるでカブトムシに砂糖水を与えているようで手ごたえがない。
どの老人も、目頭に目クソがこびりついて、鼻毛がボーボーに伸び、
ばあちゃんと言えど鼻の下に濃い産毛が生えており、パッと見は性別が不詳。
時折、飲みきれないときがあると、カッと眼を見開き、えずきまくっていた。
ほとんどの老人が満足に食事を摂れず、口からダラリと残り滓を垂れ流し、
エプロンをドロドロにしていた。もう、この世の終わりかのよう。
③半身麻痺の人は、悪い方の手が包帯などで拘束されている場合がある。
とはいえ、いつまでも手洗いしないでいると(その施設では、湯船に漬かるような入浴タイムはないらしい)、
手の平ですら水虫に感染する恐れがある。
したがって、お湯を張った洗面器でマヒ側の手をゴシゴシ洗ってやると、
アッと言う間に、垢で水がギトギトに汚れた。(こんなのは序の口)
④認知症の人が日常茶飯事的にインナースペース的な妄想を爆発させている。
トイレに座らせた老人がこう叫ぶ。「お〜い、助けて〜! おしりが寒いよ〜!
おれを殺す気か〜! 助けてくれ〜! おしっこが出ないよ〜!」
とあるばあちゃんは、「お母ちゃん、どこ行ったの〜? お父ちゃん、
おうち帰りたいよ〜!」と泣き叫び、そうかと思えば、「お兄ちゃん(おれのこと)、
チンコに毛が生えてきたかね?」と、おっしゃる。
別のばあちゃんは、「神様はどこへ行かれたのです〜! 私の神様〜! 天理教の(中略)……
あっ……お兄ちゃん、お兄ちゃんが神様なんでしょ? 私を助けてよぉ!」
むしろ、おれの方が助けてくれ、だ。
⑤特定のばあさんに気に入られ(背中が90度曲がり、せむしになっていた)、
さんざん手をつながれ、園内を散歩させられた。
しまいには、ばあさんのベッドにつれていかれ、添い寝してくれとせがまれた。
ばあさんはヤル気マンマンだった……。むろん、丁重にお断りしたが。
実習を終え、やれやれ、ざまあみろ、二度とこんなところへ来るもんかと思ったが、
なぜか⑤のばあさんが愛しく感じ、帰り際、後ろ髪引かれる思いに駆られた。
もしかしたら、案外、おれは適性があるのかもしれぬ……
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