【不謹慎】グロい話【ヤバすぎる】

不慮の事故により死後1ヶ月の水死体が打ち上がった。ご遺体の腐乱著しく、人相も二目と見られる状態ではなかった。
納棺師の青木さんが納棺し終えた明くる日のこと、彼の元にその故人の家族から電話が入った。
開口一番、「突然、お棺が爆発した。すぐ来てくれ！」とのこと。
自宅に駆けつけてみると、身内が全員屋外に出て騒然としている。口々に「お棺が爆発したんだ」と興奮した様子で言うだけ。
青木さんはそんなバカな……と思ってご遺体のある部屋に入ってみれば、祭壇に飾ってあった花や葬具などが散乱している。
棺桶を見ると、たしかにお棺自体が爆発したように壊れ、ご遺体の手がフタの間からはみ出しているほどだった。

腐敗臭が鼻をつく。嘔吐しそうになりながらつぶさに観察すると、お棺とフタの間に粘着テープが巻きつけてあるのに気づいた。
まさに原因はこの粘着テープだった。家族の者に事情を聞けばこういうことだった。
通夜の直前、死臭があまりにもひどかったため、お棺の隙間を塞ごうと提案され、粘着テープで厳重に密封してしまったのだ。
そのため、遺体から出るガスやドライアイスが気化して発生するガスが棺内に充満。そして圧力が逃げ切れず爆発したのだった。

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