意味がわかると怖い話３

かあさんから電話がきた。
「お盆には帰ってくるの？おばあちゃんがもう長くないから帰ってきてほしい」

俺はお盆とか帰ったことはない。でも今回は帰ろうと思って仕事を実家方面に無理やり入れて出張ということで帰ったんだ。

そんでおばあちゃんに久しぶりに会った。
おばあちゃんは俺の顔をみてうれしそうにしてた。

俺は何もすることは無かったから、ウイスキーを買ってばあちゃんと話しながら飲んでたら
ばあちゃんが言った。
「そういえば、広から送ってもらったウイスキーあるから持って行きな。」
「え？広おじさんから？？」

「そう、何もで１５万するウイスキーらしいよ。おばあちゃん１５年間取っておいたの」

俺はビビった。１５万もするウイスキーなんて飲んだことないし。
そんな高価なウイスキーを俺にあげるってことはもう自分でも先が長くないってことわかってるんだ・・。

「ばあちゃん・・・ありがとう。」俺はもう泣きそうになったよ。

だれがこのウイスキーを飲むことができる？１５年も箪笥の奥にしまっていたんだぜ！
その大事なウイスキーを俺みたいな２０代のガキにくれるなんて・・・。


俺は自宅に帰ってオークションで調べてみた。






「オルドパー・・・・３０００円」







泣いたよ。泣いたと同時に広おじさんに殺意が芽生えたよ。
無知の知って怖い。

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