>>7 千葉県の清和県民の森で見ました。 体高がヒザくらいの中型犬でした。
もう40年くらい昔の話ですが、友達10人くらいで県民の森にキャンプに行きました。
急に夜釣りに行こうという話になって、6名が霧雨が降る真夜中に県民の森から小湊海岸まで歩いて下山しました。
片道約1時間、霧雨ですから月も星も出ていません。 40年前の山道ですから街灯もなく真っ暗で車もすれ違いません。
最初のうちはしゃべりながら賑やかでしたが、いつのまにか口数も少なくなります。 一列で歩いていると、一番前と最後尾が
怖くて皆が嫌がります。 車も来ませんから誰ともなく全員が横になって肩を組みながら歩き始めました。
私は先輩の特権で安全な真ん中で肩を組んでいました。 6人なのでもう一人真ん中がいたわけです。
しばらくすると前方から犬が一匹、道の真ん中をこちらに向かって歩いてきます。 今考えるとおかしいのですが、一定のペースで
よける様子もなく道の真ん中を歩いて来ます。 このままだとぶつかるので、私ともう一人は肩は組んだまま体を少しずらして犬を
通してあげました。 すると、私の外側を歩いていた友達が「何してんの?」と言うのです。 「ん? 何って、犬を通してあげた。」
もう大騒ぎです。 私ともう一人、真ん中の2人には犬が見えたからよけたのですが、他の4人は犬などいなかったというのです。
あわててすぐに振り返ったのですが、今私の横を通っていったはずの犬の姿はどこにも見えませんでした。
これで終わりです。 本当の話なので別に後日譚もありません。
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