今週の火曜日の昼頃に自分は広島県の尾道駅のホームで我に返った。
駅のホームの景色が現実のものとわかってきたのは昼よりもっと早い時間だったが
自分が誰でどういう名前であるのか実はあまり明らかではなかった。
状況がだんだんわかってくる感覚はとても不思議だ。モザイク画のひとつの四角が鮮明な映像にかわり
その四角のひとつひとつが徐々に明らかになって脈絡が繋がっていくような感覚。
駅のホームの看板の尾道という文字はその読み方もわからずどこの県かもよくわからず
駅を徘徊しているうちにそこが自宅から京都、大阪、兵庫、岡山を経てたどり着いた場所だとわかった。
自分は無意識のうちに部屋着のスエットのまま自宅から出て電車を乗り継いで尾道にまで来ていたのだ。
月曜の昼頃までは自宅にいたらしいことが家族の証言でわかってる。自分はいつになくひどく混乱して
昼間から酒を浴びるように飲んでいたというが、それは何ら特別な出来事とも言えない。
酔って記憶を失うことも何度もあるが、これほどきれいさっぱり2〜3日分の記憶が消えていたことはない。
UFOにさらわれた人の証言をテレビで見たときは、あまりの荒唐無稽さに基チ外だとあざ笑ったこともあったが
今まさに自分がその当時者になっているのだと思うとまるで現実感が伴わない。
精神が崩壊する状況はこういうものなのだろうか?時間の経過とともに恐怖が増していくのだ。
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