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続・怖い島・いわくつきの村


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010 2013/10/20(日) 01:59:23 ID:XEWJx8j1BI
     東洋のローレライ伝説 屋慶名(やかな)海峡

沖縄県うるま市に属する藪地島(やぶちじま)という無人島がある。勝連半島の東側に位置し、沖縄本島とは藪地大橋で結ばれている。
約300年前までは有人であったという。現在、島の一部は農地で、本島の住民が農業に従事している。

勝連半島と薮地島に挟まれた水路のことを屋慶名海峡と呼んでいる。さて、今回のネタは藪地島自体ではなく、むしろこの海峡にあり。
ドイツのライン川に伝わるローレライ伝説をご存知だろうか? 長大なる川の途中で水面から130mもの突出した岩山があり、川幅が狭くなっているうえ流れが速く、
浅瀬がそこかしこに潜んだ一番の難所であるため舟による転覆事故が後を絶たなかった。
それが転じて、「岩山に佇む美しい少女の姿と、その魔力を秘めた歌声で船頭を虜にするがため、舟が川の渦に飲み込まれてしまう」という伝説を作り上げた。
ローレライは岩山そのものであると同時に、この岩の妖精、あるいはセイレーンの一種であるという。

その伝説と酷似した話が、なんとこの屋慶名海峡にもあるというのだ。
「晴れた日には沈没した大和船(本土の船)の霊が和歌を歌い出す」だとか、「喪中の人が海峡を渡ると波が立つ」とかまことしやかに伝えられている。
もっともこの海峡には乙女こそ姿を現さないが、ここを通る船は岸辺にある、拝所『東大神(ヒガシウーカン)』の前で帆を降ろし、頭を下げてから船を走らせないと、
波が荒れ、この先を航行することができなかったとさえいう。

あるとき、このしきたりを知らない大和船がやってきて、こともあろうか拝所の香炉で刀を研いでしまった。
これが神の逆鱗に触れ、あっという間に船は転覆させられたと伝えられている。
それからというもの、晴天の日はどこからともなく櫓音とともに舟歌が聞こえてきたというのだ。


ローレライwikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%...
島の散歩 藪地島
http://shimanosanpo.com/churajima01/yabuchi00...
ジロの沖縄の徒然 東洋のローレライ
http://seseragijiro.at.webry.info/201302/article_6.htm...
ネオアイランド〜horizon〜 沖縄県うるま市与那城屋慶名・屋慶名海峡展望台(やけなかいきょうてんぼうだい)の下へ。
http://blogs.yahoo.co.jp/neoisland2/30808078.htm...

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