【ずいずいずっころばしは子供たちへの戒めの歌】
『ずいずいずっころばし ごまみそずい 茶壺に追われて とっぴんしゃん 抜けたら、どんどこしょ
俵のねずみが米食ってちゅう、ちゅうちゅうちゅう おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも
行きっこなしよ 井戸のまわりで、お茶碗欠いたのだぁれ』
……江戸時代、将軍家御用達の中に宇治茶があった。茶は貴重品だったが、将軍家では毎日飲まれてたため、
年に幾度も中山道や東海道を通って江戸に運ばれ、そのたびに大道行列が行われた。葵の紋章が入った茶壷は多いときは100個を数え、
1000人を超える規模に膨れ上がることもめずらしくなかったという。
さらに少しでも粗相があったら容赦なく咎められた。そのため、お茶壷道中が来ると、子供たちはその声に追われるように戸を閉め、
家に閉じこもり、息をひそめるしかなかった。
街道に隣接する村人たちは「切り捨て御免」の脅威におののいた。
だからお茶壷道中の通る街道では、こんな童謡が歌われ、子供たちへの戒めとされたのである。
そして道中が通りすぎると、ようやく解放されて、戸外に出て大騒ぎをして遊んだといわれる。
『茶壷に追われて戸ピシャン 抜けたら(行ってしまったら)どんどこしょ(騒ぎましょ)』
ずいずいずっころばしwikipedia
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