みんな大好きホラー読本!


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001 2013/03/16(土) 00:04:05 ID:cVLHwiyzjU
最近はやや落ち目になってしまったモダンホラーや超常ホラー、サイコスリラー小説。
でも読めばたちまちハマるものも少なくない。
このご時世、時間つぶしといえば、ケータイでゲームばかりの人もいるだろうが、
時には気長に読書するのも一興ではないでしょうか。
本スレが、そんな指針になれば幸いです。

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002 2013/03/16(土) 00:13:58 ID:K.gikST2dI
スティーブン・キング、今月また出るよ。

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003 2013/03/16(土) 00:23:02 ID:cVLHwiyzjU
まずは古典ながら名作中の名作、シャーリー・ジャクスンの『山荘綺談』から。
リチャード・マシスンの『地獄の家』や、S・キングの『シャイニング』の土壌となったのが本書。

内容はいわくつきの『山荘』に集まった一行が超常現象に見舞われるのだが、最後まで怪異の正体が現われることなく幕を閉じるという
『寸止め』っぷりが徹底している。
女性キャラの心理描写が異様にうまい。幽霊屋敷も怖いが、女心も負けず劣らずである。

昔からホラーは後味悪いバッドエンドで締めくくってこそ妙がある。悪夢は終わらない、みたいな。
本書はまさに典型的なイヤな終わり方をするため、読了後のカタルシスは皆無だ。むしろトラウマを残す。
そんな読書体験がしてみたい人にうってつけ。


シャーリイ・ジャクスン 
http://cocone.cc/book-sjackson.ht...

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004 2013/03/16(土) 07:06:10 ID:aj2LIIjRoQ
菊地秀行が生涯愛してやまない映画、クリストファー・リー版『吸血鬼ドラキュラ』だが、氏は思い入れが強すぎる。
実は冷静に見て、これは原作の方に軍配が上がる。
映画は登場人物の大幅な削除が見られ、今観ると退屈で眠気を誘う出来だと思う。(こんなこと言うと、
ファンに怒られるかも)

その点、ブラム・ストーカーの原作は平井 呈一の名翻訳もさることながら、
40年前に刊行されたとは思えないほど瑞々しい文体で引き込まれる。とくに情景描写は一級品。
分厚い原作だが、ちっとも苦痛は感じない。

個人的に、映画で残念なのは以下のシーンが削られていること。(別に必要性があるわけでもないが)
前半、ジョナサンがドラキュラ城に幽閉されているところで、ドラキュラが外出する際、
なんとドラキュラは城壁をイモリみたいに四つん這いで這いながら下りるのだ。
意外とこのシーンに言及する人がいないのが悔やまれる。
これだけを想像すると滑稽以外のなにものでもないのだが、小説の流れで読んでいれば、ちょっと異様に思えて印象深い。

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