中学3年の時、高校入試に向けて予備校に通ってたんだが、
帰りが夜9〜10時近くになるのね
で、帰り道の途中に古紙とか廃品を取り扱う業者があって
そこにもうボロボロなんだけど、エロ本とかどっさり捨てられてたりするわけよ
夜ですごい暗いからこっそり忍び込んでも目当てのエロ本にたどり着く
まで一苦労だったりするんだけど、それでも当時厨房のオレにとっては
お宝同然なわけで、ゴミやガラクタの中を目を凝らしながら探していくわけ
そこの業者は敷地内に住んでいるわけではないので、夜間は誰もいないし、
入り口にはロープがかかってるだけだから、オレみたいな小僧でも
簡単に入り込むことができるのね、まあ不法侵入ってやつですけど
もう時効だから
廃品業者の敷地の周辺はぽつりほつりとしか民家がなくて
あとは雑木林。つまり雑木林の中に細い道路と民家や廃品業者が
点在してるって感じ。街灯もほとんどないからホント暗い。
自転車はライト必須。正直女性一人ではめっちゃ怖いレベル。
まあオレは普段から予備校とか通って夜道を自転車で走るのなんて
余裕だったので、むしろエロ本探すには人気のない静まり返った夜の
ゴミ置き場は願ってもないシチュエーションだったわけで。
周りを見渡すと、ちょうど廃品業者の敷地から一番近くに見える民家が
古い家屋を取り壊して新築している最中で、2階建ての骨組みまで出来上がってた。
いわゆる普通の木造住宅の骨組みで、まだ瓦も載ってない梁と柱だけの状態。
つづく
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