戦争奇譚


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001 2010/06/12(土) 11:59:08 ID:vF4tEC1tWA
戦争にまつわる、不思議で悲しい話・怖い話など語りましょう。


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昔読んだ、人類学者の西丸震哉氏の本に書いてあったエピソード。
うろおぼえ&自分の中で脚色がなされているけど、大筋で−−

戦争が終わって日本も復興、経済大国になった頃、南方の原住民調査のために
かつての激戦地ニューギニアの山中に入った。
そこで原住民と仲良くなって、一緒に生活しているうちに、
日没後は彼らが山の中に決して入ろうとしないことに、西丸氏は気づいた。

「なぜ、夜は山に入らない? 危険な野獣とかいるのか?」との問いに、原住民は
「野獣はともかく、とにかく気味が悪い。姿は見えないけど、あちこちから意味不明の人の言葉が聞こえる。
でも、人の姿はやっぱり見えない。白骨はいっぱいあるから、あれはその白骨の精霊だと思う。
夜の山は生きた人が入る場所ではない」との答え。

「意味不明の言葉ってどんな?」と西丸氏が問うたところ、原住民の応えは
「『ガヌバレ』『シカリシロ』と聞こえる。私たちの言葉ではない」……だったそうだ。
西丸氏は「さもありなん」と感じ入ったそうな。


☆戦争の不思議な話☆
http://tokiy.jugem.jp/?eid=58...

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