58 :本当にあった怖い名無し:2011/04/17(日) 22:27:41.71 ID:S6PSJnie0
そいつは二本足で立っていて、遠くて良く分からなかったが小学生ぐらいの身長だった。
俺はこんな夜遅くに小学生がこんなところにいるか?と疑問に思った。
そこは舗装された道から車で20分ぐらい走ったところだし、
山の奥深く過ぎて民家があるとも思えなかった。
そんな事を考えてると奴はこっちに歩いてきた。
近づいてきたら分かったが、そいつは明らかに人じゃなかった。
体は全身毛に覆われていて、顔だけが人の赤ん坊みたいだった。
10mぐらい接近されて俺はこれはやばいと思って急いで車の中に戻ってエンジンをかけた。
そしたらそいつは一気に走り出して車のドアを掴んできた。
エンジンは一発でかかって思いっきり空ぶかしをしてやった。
かなりDQNな行為だが当時の俺の車サイレンサー無しの仕様だったため、
異常な爆音が鳴った。
奴はそれに驚いたようですぐに車から離れていった。
俺はその後とにかく急いで山を降りて祖父の家に帰った。
60 :本当にあった怖い名無し:2011/04/17(日) 22:33:38.92 ID:S6PSJnie0
家に帰った俺は祖父にその事を話した。
そうすると祖父は今まで俺に怒った事が殆ど無い穏やかな性格だったが、
ものすごい勢いで怒られた。
その後泣きながら本当に無事でよかった。と俺を抱きしめてくれた。
俺が入ったその未舗装路は祖父が昔から入るなといっていた○山だった。
祖父曰くそこには山の神様が住んでいるから、人は絶対に入っちゃいけない場所なんだと、
後から教えてもらった。
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